手が震えてしまった時の対処法

採血の際に緊張してしまう看護師さんは少なくありません。特に新人看護師や復職したばかりの看護師は注射や採血に慣れていないこともあり、緊張してしまうようです。そのような時に多いのが手の震えですが、震えを止めるにはどうすればいいのでしょうか。

手が震えてしまった時の対処法

手の震えは自然なこと

インターネットで「注射」「手の震え」などのキーワードで検索すると対処法がズラリと表示されるので、同じ悩みを持つ看護師がたくさんいることがわかります。看護師は患者さんの健康に関わる責任ある仕事なので、その責任を自覚すればするほど緊張してしまうのは当たり前のことです。緊張で手が震えるのも自然な現象といえますが、意識するほど気になってしまい、余計な力が入ってしまいます。「手の震えが失敗につながるわけではない」と考え、意識し過ぎないことが大切です。

イメージトレーニングも大事

経験を積むことで過度な緊張や手の震えが抑えられることがあります。採血の経験を積むには時間がかかりますが、採血が上手な人のやり方を見たり、本などでコツを覚えたりするだけでも自信につながります。日頃から勉強や練習を繰り返しましょう。

あえて手を振るわせてみる

手の震えを意識的に止めようとするとかえって震える力が強くなったり大きくなったりするのでおすすめできません。意識して震えを止めようとするのではなく、逆にもっと震えるように意識すると自然と震えが止まりやすくなります。採血の前にあえて手を震わせることで最中に手が震えなくなった、という人もいます。一度試してみましょう。

悩み過ぎるのはよくない

「もし失敗したら」「患者さんに痛い思いをさせたら」との思いから手が震えてしまう看護師も少なくありません。しかし、気にすれば気にするほど緊張してしまい、手の震えは止まらなくなります。悪循環にならないように無駄な心配をするのをやめましょう。「誰にでも失敗はある」と思ってリラックスするようにしたら気持ちが穏やかになるので、それが体にも伝わり、手の震えも自然に止まります。

自分に合った方法を見つける

同じように手の震えに悩んでいる看護師はたくさんいます。「自分だけではない」と思うと少し心強くなりませんか。手の震えを止めるためには上記で紹介した方法だけでなく、「カフェインを飲むのをやめる」「深呼吸を繰り返す」「指を握ったり放したりする」「針を持っている手を持っていない方の手で支える」なども有効です。まずは試してみて、それから自分に合った方法を実践していきましょう。

採血への苦手意識が強い看護師へ

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どの血管を選ぶかが大切

血管の走り方は人によって異なります。よく見えない場合は腕の力を抜いて下に下げてもらいましょう。親指を内側に入れて握ってもらうのも有効です。見つかりにくいと焦ってしまいますが、慌ててはいけません。

まずは手順をおさらいしよう

採血に苦手意識を持ってるなら、基本となる手順をおさらいすると安心です。途中途中で手を止めて考えなくていいように、手順を完璧に覚えておくことがポイント。項目ごとの説明もしっかり読んて、ぜひマスターしてください。