不安を払拭するために

採血に苦手意識を持っていると「失敗したらどうしよう」と不安な気持ちでいっぱいになってしまいます。まずはその不安を取り除き、自信を持つことが大切です。イメージトレーニングをして心の準備をしておきましょう。

不安を払拭するために

「気持ち」の持ち方

採血を成功させるためにも「自分は上手くできる」という自信を持つのは大切なことです。とはいえ、いきなり自信を持つことはできません。特に新人看護師や復帰したばかりの看護師はそうです。「失敗するかもしれない」という気持ちを払拭するために、「できる」と無理やり思い込んでも頭の中のイメージとズレてしまいます。それでは本当の意味で自信を持つことはできません。まずは基本を身につけましょう。正しいやり方を知り、それを意識して試行錯誤を繰り返しながら多くの経験を積んでスキルを磨くことで自信につながります。「これならできる」と思える場面が増えたらそれは着実に上達している証拠です。
「自信は後からついてくる」という言葉もあります。はじめから自信を持とうと無理に思い込むのではなく、自分のペースで自信をつけていきましょう。

備品は多めに準備する

採血に自信がないうちは必要なものを多めに用意しておきましょう。失敗したらまた取りに行かなくてはいけません。しかし、多めに用意しておけばいちいち取りに戻らずに済むので時間的なロスもありませんし、採血に集中できます。ただし、多めに用意するということはその分、備品の数も増えるということです。配置を工夫することで作業の効率化や針刺し防止にもつながるので、トレイやワゴンの上がごちゃつかないように整理しておきましょう。

イメージトレーニングで心の準備

患者さんに挨拶してから採血が終わるまで、どのような流れで行うのかイメージしておきましょう。採血の場面や状況をできるだけ忠実に頭の中で想像し、その中でどのような動作を行うのかイメージしてください。色々な場面が頭に浮かんでくるはずです。思いつく限りの状況を想像しておくことで実際にそのような場面に遭遇してもスムーズに対応できるようになります。

周囲の人たちから学ぶ

イメージトレーニングは大切ですが、知らなければイメージすることはできません。これまで見てきたもの、いわゆる自分が知っているもの以上のことを想像するのは難しいでしょう。その先に進むためには誰かの力を借りるしかありません。先輩や同僚の看護師が採血しているところを見学させてもらいましょう。他の人が採血を行っている様子を見ることで、実際の採血の技術や患者さんとのやり取りなど色々学べます。多くの現場を見れば見るほど得るものも増えます。なるべく多くの人が採血しているところを見るようにしてください。

採血への苦手意識が強い看護師へ

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どの血管を選ぶかが大切

血管の走り方は人によって異なります。よく見えない場合は腕の力を抜いて下に下げてもらいましょう。親指を内側に入れて握ってもらうのも有効です。見つかりにくいと焦ってしまいますが、慌ててはいけません。

まずは手順をおさらいしよう

採血に苦手意識を持ってるなら、基本となる手順をおさらいすると安心です。途中途中で手を止めて考えなくていいように、手順を完璧に覚えておくことがポイント。項目ごとの説明もしっかり読んて、ぜひマスターしてください。